夢ネタ

2003年4月11日
俺は殺風景な応接室風の部屋にいた。部屋には机とソファが一つきり。突然、連絡がとれなくなった天無さんの知り合いの警察関係だという人物に呼び出されたのだ。しかし呼び出しといて待たせるとは何事だくそ。と思っているとドアが空き巨漢が入ってきた。噂には聞いていたがでけえ。190cmはあるだろう。

「待たせてすまない。私は○○というものだ。ピーカンと呼んでくれ。ネゴシエーターなんてヤクザな仕事をしている。」
…は?
「ぴーかん?ですか?」
「ああ。」
「……ではピーカンさん俺を呼び出した用件は?」
「時間がないんで本題からいこう。君とよくメールしていた天無が実はモンゴルに行っていて風邪が直らないので風邪薬と胃薬を渡してきてくれないだろうか?」
なんてこったいクレイジーだ。病人に薬渡すだけで外国まで行けって?しかもあんな羊と相撲取りしかいない国に?なんてこと言いやがるコイツは。
しかし目はマジだ。
「頼む。君しか頼めないんだ。」
「……。」
ふむマジなのか。仕方ない。何より面白そうじゃないか。こんな日記のネタになるようなことを断っては秒殺の名がすたるってもんだ。罠だってかまうもんかゴームーブムーブ。

「わかりました。行きましょう。」
「そうか。ありがとう。早速だがこれが風邪薬でこちらが胃薬。そしてこれがウランバートルまでの航空券だ。向こうに着けば迎えがいるはずだ。」
目の前の机に封筒やら薬瓶やら次々と置かれる。なんと用意のいいことで。ますます面白くて怪しいぜ。
ん?待てよ?海外に行く際にはパスポートってもんが必要じゃねえのか?
「やっぱ無理ですピーカンさん。俺パスポートねえすわ。」
「ああそのことなら心配要らない。友達に薬渡しに来たと言えば通れる。それで通った人もいるから」なんて国だモンゴル。さすがはチンギス・ハーンと朝青龍の生まれた国だけあるぜ。その心意気に乾杯。
「わかりました。ではこれは預からせていただきます。」
「頼む。」

俺は薬類とチケットを無造作にジャケットのポケットに突っ込み席を立つ。部屋を出て外に出るとしばらく歩いて角を曲がり先ほど突っ込んだチケットを取り出してみる。しがしげと眺めたり封筒から中身を取り出してみても本物だ。ANAだ。まったくどうなっているやら。まあ行きゃわかるだろう。何かあったらその時はその時。ああは言っていたがパスポートは必要だろうな。明日にでも取ってこよう。仕事もなんとか誤魔化して休まねばいかんから誰かを殺すか。遠めがいいから毛ムあたりに死んでもらって休暇をとろう。護身用の武器はさかちさんに借りればいい。でもパスポートてどうやってとるんだ?



というところで目が覚めた。
文体は某作家風味でお送りしました。

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