2002年4月6日
前田智徳。
落合博光やイチロー、長嶋茂雄から「天才」と称される、広島東洋カープの外野手。
その才能以上に「気のない球は打つ意味がない」とど真ん中への失投を見逃し、相手の決め球を弾き返す姿勢、逆転打を放っても「エラーで投手に迷惑をかけた」と涙を流し、ホームランを打っても「スイングが甘かった」と硬い表情を崩さない、完璧を追いかける姿勢がすごく広島な選手。

全盛期にはメジャーに行っても活躍できたであろう日本プロ野球界の至宝は、ここ何年か両アキレス腱の怪我、手術の影響で満足な状態でのプレーは出来ていませんでした。

「何のためにやるのか、というのを探していかないと、精神的に参ってしまう。だから、監督に恩返しする。そのためだけです」
と臨んだ今シーズン、昨日の中日戦で643日ぶりのホームラン。
直後のインタビューでボロボロと涙を流しながら言葉に詰まる姿に、本当によかったなと思い。


打った球が中日・山本昌のド真ん中失投だったのは気づかない方向で。

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