目立たないところに居ろ、頼むから

スケルトン。
54年ぶりにオリンピックに復活した競技で、要は氷で出来たコースをソリで頭から滑り下りるというもの。
大の大人がソリ遊びかよとか言っちゃ駄目です。
スピードは約130km/hにも達し、身一つで弾丸のように滑るさまはまさに命がけの競技。
あえていうなら受験生にも見せてはいけません。

そのスケルトンで日本が世界に誇る選手、越和宏。
昨年のW杯ランキング2位、彼の歴史が日本のスケルトンの歴史とか下手なマンガのキャッチコピーみたいな言われ様ながらも、メダルの期待もできる37歳は「中年の星」「オヤジの星」と呼ばれリストラ対称世代の憧れとなりました。
公然と「オリンピックは金か最下位」と言い放つさま、いかついながらも魅力ある風貌、人柄にひかれてスケルトンの注目度は上がっていきました。

そして迎えた本番当日。
結果的には越が8位、もう一人の元甲子園球児、稲田が15位と残念な結果になりましたが。

日本選手が滑る前に何故必ず松岡修造(間違った熱血漢)が映りますか。
放送局はテレビ東京ですよ、つうか全世界配信の映像ですよ？
何ヒットマンみたいな表情して映ってますか。貴様が今から滑るみたいな意気込みでいますか。
日本選手が伸びなかったのはヤツの呪いのせいだと思います。

誤解のないように言っておきますが、メダル争いは素晴らしいものでした。
特に最後のトップ4による1/100秒単位の争いは思わず引き込まれました。

でも一番印象に残ったのはシューゾー、てめえだよ。